イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」 ブックレビュー


本書を手に取った理由

本書を手に取ったのはビジネススクールの科目である「クリティカルシンキング(批判的思考)」を学んでいて、その一部である「イシュー」という概念がどうしても分からなかったからである。

従来僕は思考することが得意だと思っていたのだが、ものづくり現場の職場環境にいる時間が長くなるにつれて少しづつ考える力が落ちていたようで、何度読んでもなかなか理解出来ない。

(ものづくり現場も頭を働かせる職場であるが、多少意味合いが異なる)

噛み砕くようにして本書を読み進めた結果、内容を少しづつ分かり始めている程度だが、本書が説いている内容が非常に有益であることは間違いないように思う。

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読むとどうなるのか

端的にいうと本書では「最速で最大の結果を出す思考法」を学ぶことが出来る。そのようにダイレクトに書いてあり新しさを感じる。

またイシューという概念は本質を捉えることを前提にしているため、速攻性を謳うコンテンツにありがちな「浅さ」を伴うことがない。

(その代わりしつこいぐらいに考え続ける習慣が求められる)

本書を読み習慣的に判断の質を鍛えることで、多くの場面で正しい判断に近づくこと出来るようになるだろう。

 

実際に使ってみた

前述と内容が重なるが、本書を読んでから起きている変化として以前より「判断の質」が高まっていることを上げたい。

僕は現在、さまざまなことを同時に行う多動要素のある行動を取っていることが多い。

旅に行ったり、何種類かの仕事をしたり、学んだりしている。

多動をとても気に入っているけど、実際に行ってみて感じている課題はやることが多いせいでやりきれない場面が出てきてしまうことである。その点、ひとつのことに絞り集中して行動した方が成功しやすいのは経験からも分かっている。

しかし、本書のようなロジカルシンキングを取り入れることで多動においても四輪駆動の様にそれぞれの本質が捉えやすくなる。ひとつのことに集中している状態と同じようなアウトプットが出しやすくなるのではないだろうか?

常にイシューを問い続けることで、バリューある成果を上げられるとうれしい。

 

お薦めの一冊

 

まとめ

ここまでお読み頂き、ありがとうございます。本記事ではイシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」 ブックレビューをお届けしました。当ブログへのまたのお越しをお待ちしております。

 

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投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。