為替を通じて、平成の経済史(1989年~2019年)を解説している1冊。
タイトルが「FXデータブック」となっていますが、平成時代の経済を振り返り学ぶ目的として最適な本です。
良く出来ているので是非お薦めしたいと思い、このブログに取り上げさせて貰いました。
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本書の特徴として、非常に分かりやすい構成になっていることを挙げさせて貰います。
良く整理された情報が固定でレイアウトされているため、それぞれの年を比較することで時代の変化を体感することが出来ます。
読んでいると当時の記憶が蘇ってくるとともに、現在から観た正確な過去検証に触れられるため、質の高い学びにつなげることが可能です。
特に数値の表現が良く出来ています。
例えば、ページ右上には日米の「経済成長率」「貿易収支」「インフレ率」が並んでいるのですが、ここだけパラパラめくっているだけで変化を感じられて面白いです。
ちなみに平成元年(1989年)の国内では、金利が4%、経済成長率4.8%、インフレ率2.59%もあったんですね。
これが平成30年(2018年)になると、金利-0.1%、経済成長率0.81%、インフレ率0.84%となっています。
(※ iPadを酷使してしまい液晶ガラスが割れているなど、お見苦しい写真になっていることをお詫び致します)
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次のページから、数値の対する裏付けがトピックス形式で解説されてゆきます。
この解説が分かり易いのも本書の特長です。専門用語が少なく新聞を読むように理解出来ます。
過去の出来事、例えばバブルが起きたり崩壊したりという出来事はなんとなく理解していましたが、当時はリアルタイムでの出来事だったので原因や理由も良く分かっていませんでした。
本書を読むことで、その後どのように処理されたかなども含めて事実ベースで振り返ることができるため、より深い学び繋がるように思います。
まとめ
将来の予測を行うためには、一定における過去の検証が欠かせません。
コロナ禍で変化が大きい今だからこそ、過去に起きた出来事に対してどのようなことが行われてどんな結果が出たのかを学ぶことは有益だと考えます。
お薦めの1冊です。
ここまでお読み頂き、ありがとうございます。
本記事では「FXデータブック ~ 平成の為替31年 ブックレビュー」をお届けしました。
当ブログへのまたのお越しをお待ちしております。
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投稿者プロフィール
- 1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。
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