神・時間術 樺沢紫苑(著)ブックレビュー


 

ヒトにとって、一番大切な資源は「時間」である。数年前からそのような価値観が広まりつつあるように感じているが、ここにきて急速に加速しているように思える。

例えば、コロナウイルスの影響で大企業を中心にオフィスワーカーのテレワーク利用が拡大している。その結果、通勤時間が無くなったり業務効率が上がることで実質的な生活の中身が豊かになっている、と感じている人も多いのではないだろうか。

少子高齢化や経済成熟の積み重ねを背景にして、今回のことをきっかけに環境変化が加速する可能性が出てきているといえるだろう。

僕は20年前から職住近接を実践していて、3年前からリモートワークを導入し、昨年から組織を離れて自宅で仕事をしているが、それは常に大きな変化の波に直面してきたことが原因である。

僕が所属してきた印刷業界は全ての業界の中で一番ぐらいにデジタル化の波に晒された分野であり、仕事が減少するマイナス面を受けてきた訳だが、その反面、DX・価値観転換といった恩恵も受けてきていると思っている。

そうした経験に基づいて言うと、現在起きている環境変化の次に考える必要があるのは、今後生まれてくる時間をどのように利用するかということだと思う。

2~3時間あるいは4~5時間といった生まれてくる時間の処理方法で、相対的な観点からも将来が変化してゆくだろう。

本書はその指針となる書籍であると位置付けられる。

つづく

 

まとめ

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投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。