感想
サブスクリプションとは、モノやサービスの利用権を借りて利用した期間に応じて料金を支払うビジネスモデルのこと(一部ウィキペディアより引用)。
身近なところでは、Apple Music、アマゾンプライムビデオなどはサブスクリプション形式のサービスになり、自分個人としてはAdobe Creative Cloud、メニコンメルスプランなどを長く利用させて貰っている。
本書では近年さらに多くの業種に広がりを見せているサブスクリプションについて、詳しく解説がなされている。
・メチャカリ 洋服借り放題
・KFARITOKE 高級腕時計を月額で利用
・Your Nail ネイルシール
・ADDress 月額4万円で多拠点居住
・subsclife 家具の定額制サービス
上記は本書前半部分で紹介されているサービス。
こんなサービスがあるのか!と興味が沸くのはもちろんだが、どのようにしてサービスを創り上げているのかという提供者側の視点からについても描かれていて興味深い。
eコマース同様、BtoC向けオンラインサービスは成熟してきているため、単に売るだけではなく顧客目線で構築してゆくことがサービスを立ち上げるためには必須である。
そのためには顧客の購買行動に関するデータ分析が欠かせないのだが、サブスクリプションサービスはこの点が優れているという。
その理由にひとつして、サブスクでは顧客が一度手に取ってすぐに手放してしまうような行動についても詳細にデータとして蓄積が出来るからであるという部分は興味深い。
どのようなサブスクリプションサービスがあるのか興味のある方、現在ECなどでサービスを提供している方など幅広く学びに繋がる1冊。
お薦めです。
本の概要
サブスクリプション2.0 衣食住すべてを飲み込む最新ビジネスモデル
単行本 – 2019/6/21 日経クロストレンド (編集)
■大手メーカー続々参入、進化系「サブスク2.0」時代へ
定額で使い放題――通話料などで設定されていた「サブスクリプション」型のサービスが今、モノの販売手法として急速に拡大している。
トヨタ、キリン、パナソニックなど業界大手がこぞって参入、旧来の頒布会モデルなどを「サブスク1.0」とするなら、「メーカー参入」「シェア型」「個別カスタマイズ化」という特徴を持つ新サービスは「サブスク2.0」へと進化を遂げている。
■24社の試行錯誤と特別講座で、最新事情がすべてわかる!
サブスク2.0の最前線を「衣」「食」「住」「動」「楽」の5分野で徹底取材。撤退企業を含む24社の試行錯誤から、サブスクビジネスの勘所を学ぶ。さらに、第一人者による特別講座を収録、事業成功の法則を詳解する。
まとめ
サブスクリプション2.0 衣食住すべてを飲み込む最新ビジネスモデル 、お薦めの一冊です。
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投稿者プロフィール
- 1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。
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