感想
投資家の視点から、今後の世界経済を読み解いている作品。
描かれている仮説は具体的な数字に基づいており、著者自身が「現場」に出向いて「現物」に直接触れ、「現実」をとらえるという手法をとっているため説得力ある内容になっている。
特に本書ではアジア経済について多く言及されているが、アメリカ人からの視点で遠慮無く書かれているため、参考になる部分が多い。
お薦めの1冊。
本の概要
(PHP新書)
続々重版、15万部突破!
「死なないこと、楽しむこと、世界を知ること、ジムの言葉だ。本書は、マネーを巡る哲学書でもある」――村上龍
「『逆張り』投資家の真骨頂! 」――橘玲
ワールドビジネスサテライト、朝日新聞、日経新聞、プレジデント、東洋経済ほかで紹介、話題の1冊
ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び「世界3大投資家」と称されるジム・ロジャーズ。
ソロスと設立した「クォンタム・ファンド」は、10年で2400パーセントという驚異のリターンを叩き出し、伝説となった。
本書は、そんな「投資の神さま」ジム・ロジャーズが、日本の読者に向けて特別に語り下ろした1冊である。
伝説の投資家の目に、日本と東アジア経済の未来はどう映るのか。じつは、本書の取材を敢行した2018年夏の時点で、ロジャーズは「日米マーケットの好景気はうわべだけ。近いうちに破綻が訪れる」と断言していた。
2018年12月末に、その予言はある意味現実となった。「リーマンショック級」の株安が日米のマーケットを襲ったのだ。
その後も市場の不安定さは続き、世界経済の減速が懸念されている。
ロジャーズはほかにも、リーマンショック、中国の台頭、トランプ当選、北朝鮮開国に至るまで、これまで数多くの「予言」を的中させてきた。
名門イエール大学、オックスフォード大学で歴史学を修めたロジャーズは、「私の投資の背骨には歴史がある」と述べる。歴史から大きな「お金の流れ」を掴むことで、数々の予測を的中させてきたというのだ。
このあと、お金の流れはどう動くのか?本書では、世界史を参照しつつ、短期・長期両方の視点から、日中韓の将来を鮮やかに論じる。
日本再興への道、朝鮮半島に訪れる刺激的で劇的な未来、中国のアキレス腱……「アジアの玄関口」シンガポールから世界を見つめる投資家の慧眼に映る、驚愕の未来予測。
(引用)
まとめ
人生100年時代のお金の不安がなくなる話 、お薦めの一冊です。
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投稿者プロフィール
- 1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。
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