『10年先の自分』をつくる 工藤 公康 (著) ブックレビュー


感想

 

書店で『10年先の自分』をつくるというタイトルをみて、即購入してしまいました。

著者のように厳しいプロ野球の世界で20年以上結果を出し続けている場合、どのような工夫をされているのかとても興味を持って本書を読まさせて頂きましたが、全編を通してその熱量の大きさに驚かされました。タイトルの通り常に新しい環境をつくり挑戦する様子を観ることが出来ますが、自己管理・自己客観視・鍛錬への妥協無さを感じました。

私自身、10年先まではいかないまでも3〜5年後をみながら、毎年1つ新しいことに挑戦しています。一昨年はブログによる情報発信、昨年はダイエット・トレーニングと心理学修得、今年からはマネジメント・経済全般の知識取得という具合です。これらは習慣化してゆき、必要がないと判断するまで基本的に継続しています。しかし、著者のレベルには足元に及ばない部分があります。

特に印象に残ったのは、若いときの鍛錬レベルを落としてはならないという一節でした。年齢が上がってくると10〜20代当時まで努力しなくても良いのではないかという気持ちがよぎりがちですが、それが力を落とす原因であるということを明確に指摘しています。方法論やステージは変わっても楽な方向にいかないようにと教えてくれています。

 

本の概要

 

 

『10年先の自分』をつくる 工藤 公康 (著)

プロの世界で30歳以降も結果を残し続けられる人は、組織、個人の「10年先」を考え、キャリアを積み上げられる人だけだ!これから10年以上、活躍できる人になるための教科書!正しく“変化”を積み上げる人だけが長く「結果」を出し続ける。現役実働29年間、「優勝請負人」と呼ばれチームを引っ張ってきた男が第一線で活躍し続けるために大切にしてきたこと。

(引用)

 

まとめ

 

『10年先の自分』をつくる、お薦めの一冊です。

 

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投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。