野村克也、明智光秀を語る ブックレビュー


本書は元ヤクルトスワーロズ監督で野球界の名将であった野村克也氏が、戦国武将である明智光秀の人生について語る内容になっている。

基本構成として、歴史専門家によって当時の状況を説明がされた後、野村氏がその背景を洞察するという形が取られている。

明智光秀という人物は、残っている記録が極端に少なく40歳で織田信長に士官するまでの人生は知られていない。

本能寺の変についても謎が多く、未だに分かっていないことが多いとされる。

そこで、出版元であるプレジデント社書籍編集長が野村克也氏の洞察力に着目し、語ってもらうというのが本書の主旨である。

野村氏は明智光秀についての事前知識が殆ど無いと語っているため、純粋な分析になっていることがむしろ本書の魅力を高めている。

ネタバレになるため内容詳細は伏せさせて貰うが、流石に非常に鋭い視点で分析がなされており、個人的には満足のゆく内容であった。

また、歴史専門家によって史実に基づいた明智光秀の行動についても丁寧に描かれているので、知識の肉付けになると同時に、読者独自の視点での感想を得ることも可能である。

私自身もぼんやりとだが、明智光秀という人物がどんな雰囲気を持っていたのかを想像することが出来た。

 

 

まとめ

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投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。