ウェブ解析士認定試験公式テキスト 一般社団法人ウェブ解析士協会(著)ブックレビュー


感想

 

ウェブ解析士の学びを行っていたのはおもに2013年頃で、ECサイトの立ち上げを行っている最中でした。ウェブサイトにアクセスして頂いている見込み顧客の方々がどのようなコンテンツを観ているのかを分析することで、より良いサービスを提供することを目的に学習していました。

立ち上げ時期というのは常に『打ち手』を探している状態です。様々なことを試していくわけですが、アクセス解析は仮説立案への有効な裏付けになります。本書ウェブ解析士認定試験公式テキストではそのアクセス解析方法について体系的に学ぶことが可能です。

ウェブ解析士の知識は標準的な要素が多いため、グーグルアナリティクスでアクセス解析を行う際により付加価値のある状況把握が出来るようになり、また大局観を持って判断が出来るようになると感じています。

 

本の概要

 

ウェブ解析士認定試験公式テキスト

一般社団法人ウェブ解析士協会(著)

一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)が運営する「ウェブ解析士認定講座/試験」に対応した唯一の公式テキストです。第10版となる本テキストでは、今までの内容をすべて見直して大改訂を行いました。ウェブ解析やウェブマーケティングの基礎的な知識から、具体的な設計や実装の方法まで、一通りのことを学べます。2019年版(第10版)は、2019年1月~2019年12月開催の認定講座/試験に対応しています。 第1章では、ウェブマーケティングやウェブ技術などの基礎を解説しています。また、ウェブ解析士協会や認定試験についても説明しています。

第2章では、ウェブ解析を行う前段階として、必要となるビジネスの環境分析から目標や計画の数値の決め方などを学びます。「ビジネスの成果に結び付く」解析のためには、ビジネスの基本を理解しておく必要があります。

第3章で、ウェブ解析の基礎を学びます。タグマネージャーやウェブマスターツールなど、さまざまなツールを使いこなすことが必要となるため、技術的な解説が厚くなっています。また、ウェブ以外のデータとの連携についても解説します。

第4章は「インプレッション」についてです。インプレッションは、もともとは広告用語ですが、ここではオウンドメディア以外のメディアにおける表示や効果として「インプレッション」を学びます。

第5章では、ソーシャルメディアを中心としたエンゲージメントの重要性、ユーザーの行動や企業の持つ情報を活用した広告や広告の間接効果などを学びます。

第6章では、自社ウェブサイトを中心としたオウンドメディアにおけるPDCAを解説します。オウンドメディアは、データを取得しやすく、施策も実施しやすいため、PDCAを回して改善を繰り返します。そのために必要となる知識と技術を学びます。また、Google マイビジネスを例に「マップ最適化」についても解説します。

第7章では、長期的な視点にたって、ビジネス戦略に基づいたウェブの施策について学びます。第2章でウェブ解析の目的やKPIを学びましたが、ここでは経営に関わる指標を理解します。

第8章では、「伝わるレポート」を作り方を学びます。ウェブ解析レポートは、単に数字を見せるものではありません。「成果をあげるための行動につながる」ものでなくてはいけません。そのための考え方と見せ方を解説します。
巻末には、700項目を超える充実した索引があります。わからない言葉や概念が出てきた際には、ぜひ活用してください。

本書は、ウェブ解析士認定講座/試験に対応したテキストですが、ビジネスのためのウェブ戦略について、基礎から実践まで、ていねいに解説されています。ウェブ解析士を目指す人はもちろん、ウェブマーケティングを学びたい人にも十分に役立ちます。(引用)

 

まとめ

 

ウェブ解析士認定試験公式テキスト、お薦めの一冊です。

 

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投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。