走ることについて語るときに僕の語ること 村上春樹(著)

ブックレビュー


感想

 

村上春樹作品は比較的好きなほうで、出版されている本はほとんど読んでいるように思います。読み始めたのは遅く、2001年にとある出張があったのですが(同業他社の先進事例を見学する内容でした)バス移動がとても長い日程だったため、時間つぶしにと数冊買い込んで読んだのがきっかけです。そこから一時期はまってしまい、出版された時系列にほぼ全ての作品を読ませて頂きました。

そんな感じなので好きな作品も少し偏っていて、1番好きなのが『アフターダーク』、2番目が『東京奇譚集』、3番目が本書『走るときについて語るときに僕の語ること』というわけです。2000年代にリアルタイムで読んでいた作品が一番鮮やかに記憶にあるのだと思います。

本書『走るときについて語るときに僕の語ること』はノンフィクション作品で、日常のランニングやフルマラソンに出場した様子や感想が綴られており、フィクション作品よりも素の作者に触れることが出来る作品となっています。

ファンからすると作者がどのような人なのかというのは自然と気になりますが、どのように作品を書くのかというような作品よりも、別テーマのほうがその人となりをより理解出来るような気がします。仕事の付き合いで共通趣味の話で盛り上がるようなものかもしれません。

本書では作者が愛する趣味であるランニングを通して、どのような価値観を持って日常を過ごしているのかを垣間見ることが出来ます。同ジャンルでは他にジャズや小説制作をテーマにしたものもありますが、私は本書が一番好きな作品です。

 

本の概要

 

走るときについて語るときに僕の語ること

村上春樹(著)

 

走ることについて語りつつ、小説家としてのありよう、創作の秘密、そして「彼自身」を初めて説き明かした画期的なメモワール 1982年秋、専業作家としての生活を開始したとき、彼は心を決めて路上を走り始めた。それ以来25年にわたって世界各地で、フル・マラソンや、100キロマラソンや、トライアスロン・レースを休むことなく走り続けてきた。旅行バッグの中にはいつもランニング・シューズがあった。走ることは彼自身の生き方をどのように変え、彼の書く小説をどのように変えてきたのだろう? 日々路上に流された汗は、何をもたらしてくれのか? 村上春樹が書き下ろす、走る小説家としての、そして小説を書くランナーとしての、必読のメモワール。(引用)

 

まとめ

 

走るときについて語るときに僕の語ること、お薦めの一冊です。

 

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投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
次世代型印刷通販サービス「同人誌印刷のきょうゆう出版」「相談出来る冊子印刷の協友」などを運営する協友印刷株式会社の専務取締役。1971年11月16日生まれ。O型。詳しくはこちら