走り方で脳が変わる! 著:茂木健一郎 【ブックレビュー】

 

 

本の概要:走り方で脳が変わる!

 

脳科学者茂木健一郎が、脳との関係からランニングの絶大な効果を語る初めての本。

小学生の頃から学校の外周を走っていた、という生粋のランニングマン。中年を過ぎてから長距離を走り始め、2015年の東京マラソンで初めて完走しました。

走ることを考え、考えながら走ってきた脳科学者が最先端の脳科学を介して、走ることで脳がどう変わるのか、どんな効用があるのか、さらには脳にはたらきかける効果的な練習法を紹介します。(引用)

 

感 想

 

「身体を鍛えることで脳を鍛えることが出来る」ということは様々な本で紹介されている。

その点、本書は脳科学を通して分かり易く説明されているのが良い。

 

そもそも脳には細かく血管が張り巡らされており、運動によって血流量を上げること自体が直接、脳に作用する。栄養を運ぶのも、老廃物を除去するのも血液の巡りによるものだからだ。脳細胞のメンテナンスはけっきょく、どれくらいの血液が常に脳内にまわっているかにかかっている。(第一章より引用)

 

僕も朝のランニングを習慣にしている。

走っていると明らかにストレスが解消されると感じるし、良いアイデアが生まれることも多い。

これはランニングで脳の血流が良くなることが理由だったということ。

なんとなく理解していたつもりだったけど、本書を読んで腑に落ちることが出来て良かったと思っている。

 

他、ランニングを継続をすることのメリットも多く紹介されている。

 

・仕事力アップ

・新しく始める力がつく

・続ける力、集中する力が身につく

・タイムマネジメント力が上がる

・フロー状態に入りやすくなる

・思考が整理されてストレスが軽減される

 

などなど。

どれも普段実感しているもので、共感することが出来た。

また、ランニングを習慣化する方法や旅ランについても興味深く読ませて頂いた。

 

旅ランは本当に楽しいのでお薦めです。

上海旅ランをした時に撮影した写真

 

本書により得た変化

 

本書を読むことで、普段ランニングをしていて感じている効果を復習・整理することが出来たことが良かったと感じている。

漠然と思っているのと専門家の分かり易い裏付けを知っているのとでは大分違いがある。

今後の継続に良い影響を与えてくれた本書に感謝をしたい。

 

 

本のご紹介

 

走り方で脳が変わる! 著:茂木健一郎

  • 単行本(ソフトカバー): 178ページ
  • 出版社: 講談社 (2016/6/10)

 

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投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。