主な内容
2016年イギリスのEU離脱が決まったとき、僕はPC画面の前で驚きと共にこれからどんなことが起きるのだろうと考えていた。
実際には2020年の今もブレグジットと呼ばれるようになった離脱は実行されていない。
しかし、リーマンショックや今回のコロナウイルスの影響を考えると、以前とは比べものにならないぐらい僕らが世界からダイレクトに影響を受けるようになっていることは間違いない。
大きな流れには抗えないかもしれないが、可能な範囲で賢く対処したいと思う。そんな理由で今回は「なぜイギリスはEU離脱を決断したのか?」というテーマで本書を手に取ってみた。
本書の内容は3つの内容から構成されているため、これらに興味のある方が読むべき内容になっていると思われる。
- 1949年、イギリス成立までの経緯、国の特長。
- 2016年、なぜイギリスはブレグジット(EU脱退)を選択したのか?
- 2020年、なぜブレグジットは難しい状況に陥っているのか?
特長とメリット
本書を読むことのメリットは、ブレグジット(EU離脱)を知ることでイギリスという国を理解することが出来るようになることにある。
イギリスは日本と近い部分もあり、我々の社会でこんなことが起きたらどうなるのかという想像も働かせることが可能かもしれない。
論じるのは難しい内容だが、ブレグジットの原因となった移民問題を反映した選挙結果など、現実的な状況が描写されていて個人として現実に直面しうる問題として捉えることが出来た。
お薦めする理由
本書の著者はNHK出身の池上彰氏ということもあり、世界情勢を自国の社会問題に照らし合わせる視点に優れており、この部分が深い学びに繋がるようになっている。
加えて実際に取材をしている様子も伺えるため、ライブ感のある情報も得ることが出来るので読んでいて満足感があるお薦めの1冊である。
本の紹介
まとめ
ここまでお読み頂き、ありがとうございます。本記事ではイギリスとEU: 揺れる連合王国(池上彰の世界の見方)ブックレビューをお届けしました。何かのお役に立てれば幸いです。
当ブログへのまたのお越しをお待ちしております。
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投稿者プロフィール
- 1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。
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