地方移住とオンラインワークの組み合わせは相性が良い

 

 

2021年2月、自分は20年以上住んでいた都心を離れて福井県福井市内に引っ越しを行いました。

現在はそこでオンラインワークをしながら生活をしています。

移住を決意したのは、コロナ禍で一人暮らしの自分が感染した場合に周囲に迷惑が掛かるのではないかという気持ちが理由です。

また同時に、仕事を変更する時期を迎えていて軌道修正を行うのに少し時間が必要で、そのためには一定期間において金銭支出を抑えたいという理由もありました。

幸いにもオンラインで仕事をするようになってから数年が経っていたため、既に都心にいること自体は必要なかったことも後押しとなります。

2020年11月、ネットで見つけた物件を見学してすぐに契約を行い3カ月後に引越しを行いました。

 

引越したのは約70㎡の1LDKで仕事と生活を両立出来る部屋です。市内中心部から少し離れていますが自然に囲まれつつ、周囲に生活に必要な店舗も多く不便がないのも良い点です。

しかし、最初の2カ月は本当に苦労続きでした。

まず、引越し前は家具付きの部屋に入居していたため家財道具などは全てイチから揃える必要があり、何もない部屋に入居しなければなりませんでした。

またインターネットや水道などインフラもすぐには開通せず、今では笑ってしまいますがデスクトップPCをスマホにデザリングしたり笑、数キロ先の銭湯まで大雪の中を歩いて行ったこともあります。

都内のようにさまざまなサービスが直ぐに手に入るわけではありませんし、困ったとしても現地に知り合いもいないので相談する相手もいません。

 

それでも4月になり暖かくなると、少しづつ生活が軌道に乗るようになってきました。

食事も近所のファミリーレストランからコンビニ弁当、スーパーの惣菜から自炊へと健康になり、ダイエットやトレーニングも再開出来るように。

さらにゴールデンウィーク前後から仕事に集中出来る環境が整いはじめ、それまでの遅れを取り戻すべく朝から晩までデスク前に座る毎日になりました。

 

独立1年目としての前年収入は目標達成していたものの、前職の収入から請求される税金や引っ越し代・家財道具購入代金、コロナ禍で活動出来なかった分などの出費は想定以上に多く、追い込まれていたことも還って良かったです。

元々会社に残っていれば安定していたためそんなことにはならなかったのですが、しかし自ら選んだ道ですので、覚悟を決めて毎日真剣に仕事に取り組みました。

もう生きるか死ぬかです笑

しかし、不思議なもので追い込まれて真剣に取り組んでいると、少しづつ結果も出るようになってきます。

ゴールデンウィーク明けぐらいから安定して成果が出始めるようになり、さらに数ヶ月が過ぎるとスキルが貯まってきたのが肌で感じられて、心に自信が生まれてきました。

1日中自宅にいて自炊しているので支出も劇的に減るようになり、ほとんど資産が減らない状況が生まれてきたことも大きかったです。

お金の話しばかりで恐縮ですが、資産を減らしながら生活を送ることは人に取って大変なストレスがかかります。

実体験的にはおそらくそれが1億円でも大小あれ苦痛かもしれません。

ただしこれも不思議なのですが、一度修羅場を乗り越えてしまうと何をしても多分生きてゆけるだろうという、変な余裕が生まれてきます。

一方で二度と大変な思いをしたくないのでいろいろ考えるようになりますし、そこから行う行動により以前と違う成長を感じることが出来るようになりました。

 

ここまでの導入部では大変な思いをしたという体験談になってしまいました。

ここからは実際に地方移住してオンラインワークを行ってみて、その合理性に気付かされたことや個人的にお薦めの方法を書きたいと思います。

自分は豊島区などの都心に長く暮らしていて可処分時間を費用を払って購入している状態だったと言えます。

郊外に住むと相対的に可処分時間が減って費用が低くなります。

そして地方移住を行うと都会における可処分時間と郊外における低費用、両方を実現することが可能です。

但し、問題なのは仕事をどうするかということです。ここがボトルネックになってきます。

まず急に仕事が探せるかどうかという問題があり、さらにこちらの求人広告を見ても、住まいを得て車を購入して生活するとなると、生活感は豊かであるが都会にいるときとあまり変わらないように感じられます。

 

しかし、デジタルを活用して仕事を出来るとなると状況が変わってくるように思います。

まず車は必要無くなります。普段あったほうが圧倒的に便利ではあるのですが、通勤に必要でないため必須ではありません。

自宅にいるためいつも以上に掛かるのは光熱費用ぐらいのもので、月々15万円切り詰めれば10万円ぐらいで生活が出来てしまいます。

これは都内で生活するための費用の約2分の1ぐらいになります(税金・社会保障費を除く)

自分には家族がいないのでそれぐらいの費用ですが、夫婦でダブルインカムになれば状況はさらに改善出来ると思われます。

(実際に地方ではその状態が通常になっている)

月々支出が少ないということはその分の時間を購入出来ると言うことなので、その間に仕事を立ち上げるなり受注するなりする方向に持って行けば良いと思います。

 

自分がお薦めしたいのは、今のうちに勤めている会社以外の仕事を副業としてオンライン受注する仕組みを作ってしまうことです。

そうしてしまえば、良い意味で現在の仕事や住む場所にも縛られる必要がなくなります。現状が気に入っているのであれば続ければ良いだけの話しです。

いきなり大がかりな仕事を作るとか起業するとかではなく、クラウドソーシングでも何でも良いのでまず1つだけ仕事をこなす中間目標を立てることをお薦めします。

金額は1000円でも大丈夫です。

そこを足がかりにして、徐々に自分の専門性が活かせる内容の仕事を創るという段取りが良いでしょう。

また、最低限の税制度の仕組みを知っておくことも、後々有利に働きます。

 

実行に際しては自己責任にてお願いしたいのですが、良い状況が生まれると思います。

出勤という概念がなくなりますし、家族がいると難しいかもしれませんが行きたいときに旅に出ることが出来ます。仕事に常にスキルアップを行う仕組みを導入出来れば、状況変化にいかようにも対応可能です。

代わりに自己責任の負担量は大きくなりますので、同じ志向を持つパートナーを探すとか役割分担を行うなどでも良いかもしれません。

以上になります。

 

まとめ

この記事では、地方移住とオンラインワークの組み合わせは相性良いのでお薦めですをお届けしました。まだ日は浅いのですが、実体験を基にお役に立てるかもしれないと思った内容を描かせて貰いました。

少しでも読者のプラスになれれば幸いです。

当ブログへのまたのお越しをお待ちしております。

 

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投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。