本書の著者は防衛省の幹部学校で地政学や戦略論を教えている方で、国際関係論、戦略学などの翻訳を中心に、セミナーなどで若者に国際政治を教えている専門家である。
地政学をウィキペディアで検索すると以下の様な内容が出てくる。
地理的な環境が国家に与える政治的(主に国際政治)、軍事的、経済的な影響を、巨視的な視点で研究するものである。イギリス、ドイツ、アメリカ合衆国などで国家戦略に科学的根拠と正当性を与えることを目的として発達した。「地政学的」のように言葉として政治談議の中で聞かれることがある。歴史学、政治学、地理学、経済学、軍事学、文化学、文明、宗教学、哲学などの様々な見地から研究を行う為、広範にわたる知識が不可欠となる。
地政学では国家運営は地理的要因に大きく左右されるとされていて、これを知ることで現在起きているニュースの背景を読み解くことが出来るので、これが本書を読む利点である。
例えば本書では、中国の南洋諸島進出や世界中の米軍基地配置などは国家として地政学的な考え方に基づいて行われているとある。本書を読むことで客観的な視点を得られるため、時事問題に触れる際に各メディアの立ち位置を理解しながら、より深い見方が出来るようになると思われる。
興味ある方にお薦めの1冊。
まとめ
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本記事ではサクッとわかる ビジネス教養 地政学 ブックレビューをお届けしました。
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投稿者プロフィール
- 1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。
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