「論語と算盤」は1916年に初版発行された著作である。
著者は明治時代に起業家として470社以上の会社の設立に関わり「日本資本主義の父」と呼ばれている渋沢栄一。Ⅰ万円札の肖像であり、2021年大河ドラマの題材にもなっている。
本書の内容をおおまかに言うと「論語で人格を磨くこと」「資本主義で利益を追求すること」についてが語られている。
渋沢栄一は幕末から明治維新期にかけて埼玉県の有力な農家に生まれ、武士としての論語教育を受ける。幕臣としてヨーロッパ留学後、新政府に参画して現みずほ銀行・東京海上火災保険・王子製紙・東急・帝国ホテル・キリンビールなどの設立に寄与した人物である。
自身は財閥などを作らず、日本赤十字社や日本女子大学の設立に関わるなど社会貢献活動に力を入れている。
「論語と算盤」こうした活動に裏付けされているため非常に説得力あるものとなっているが、個人的には重みがあり過ぎて手が出ない傾向にあった。
その点「まんが 超訳「論語と算盤」」は分かりやすい内容になっているため、概要を知るには良いと感じた。
私見であるが「論語と算盤」を現代訳すると「理念と戦略」とも言い換えることが出来ると思われ、現在さまざまな場面で両方のバランスが求められているように思う。
参考になる1冊。
まとめ
ここまでお読み頂き、ありがとうございます。
本記事ではまんが 超訳「論語と算盤」ブックレビューについてお届けしました。
当ブログへのまたのお越しをお待ちしております。
合わせて読んでほしい記事
投稿者プロフィール
- 1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。
最新の投稿
- 2024-11-20日記2024年9月・10月・11月の振り返り
- 2024-09-28日記理由
- 2024-09-22日記2024年2月~9月の振り返り
- 2024-03-22日記2024年2月の振り返り