ずるいえいご(青木ゆか×ほしのゆみ)【書評】

語学学習について目から鱗(うろこ)で、是非読むことをお薦めしたい1冊。

「どうして日本人は英語を話せるようにならないのか?」

という多くの人が抱えている疑問に、

マンガを取り入れながら分かりやすく応えてくれます。

そして語学のハードルを良い意味で下げてくれます。

それではご紹介します。

語学はアウトプット量で学習量を測る!

 

インプット重視の語学学習をしてきた私たち日本人。

英語を話すときには間違えることを極端に恐れている傾向にあります。

そんな問題点にたいして、本書は間違えてもイイからとにかく知っている単語を駆使して話すことが重要であることを伝えてくれています。

話せるようになるにはアウトプット量を増やすことが重要みたいです。

 

1000語で十分話せる!

 

5歳の子供は約1,000語で大人と会話しているといいます。

まずはこのレベルを目指すこと。

 

ちなみに、日本語でも英語でも日常会話では10,000語~50,000語を使用しているそうです。

数値をみるかぎり本書の指摘通り、10,000語を全て覚えてから会話に入るのは段取りとして遠回りに感じます。

まずは1,000語で可能な会話(アウトプット)を目指していくほうが実用的かもしれません。

英語でいうと1,000語はすでに習得していますから。

 

その他、映像を思い浮かべる、直訳を捨てる、抽象語を捨てるなどを本書では知ることが出来ます。

こちらもためになるので是非購入して確認してみてください。

 

本書により得た変化

 

海外で仕事を行っていく場合、普通に行動できるぐらいまで語学を学んでいくと良いと思っています。

海外のプロサッカー選手みたいなイメージですね。

言葉はツールですので、ある程度の割り切りも必要かなと思います。

そうしたことを考えるとき、本書は非常に実践的と感じました。

 

紹介した本について

 

 

作品名:「ずるいえいご」

著者:青木ゆかほしのゆみ

日本経済新聞出版社, 2017 - 200 ページ

 

 

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投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。