マンガビジネスモデル全史 ブックレビュー


ビジネスモデルをマンガで学ぶことが出来る。

本書はタイトル名の通り、ビジネスモデルについてマンガで分かり易く理解することが出来る書籍である。作者は2014年に「経営戦略全史」でビジネス書大賞2014経営書部門・大賞受賞した三谷 宏治氏。「創世記編」「新世紀編」と時代に沿って2冊に分かれている。

こんな企業が紹介されています。

「創世記編」

●フォードの垂直モデル、GMの分散モデル、IBMの水平分業モデル、トヨタの系列モデル
●ジレットの替え刃モデル、CBSの広告モデル、ゼロックスの従量制課金モデル
●ウォルマートのドミナントモデル、デルのダイレクトモデル、任天堂のプラットフォームモデル
●GAPのSPA、ZARAのファストファッション
●eBayのC2C eマーケットプレイス、Amazonのワンストップとロングテール
●Yahoo!のポータル、Googleの検索語広告

「新世紀編」

●Twitter、Facebookのソーシャル・ネットワーク
●阿里巴巴の巨大フリーミアムモデル、テンセントと百度を加えた三国志
●チェスブロウのオープン・イノベーション、ジョブズの逆張り経営
●知財専業モデルのクアルコムとARMがスマートフォンの真の覇者
●巨大企業を変革したIBMガースナー、P&Gラフリー
●永遠の創業 サウスウエスト航空ケレハー
●知の余剰を活かしたリンカーズ、食べログ、MUJI、ZOZOTOWN
●グローバルニッチを征した村田製作所、日東電工 etc.

感想

前作に当たる経営前略全史が良かったため今作も楽しみに読ませて貰ったが、期待通りに良い内容だった。ビジネスモデルは単体の企業で論じられることが多いが、本書のようにタイムライン上で複数企業を比較しながら学ぶことによって、ビジネスがどのように工夫されてきたのかを理解し易い。

アマゾンやグーグルのように驚きを与えているサービスもそれまでの変化を受け継いでいたり、普遍的な考え方に沿っている部分も多いということが理解出来る。

お薦めの1冊。

まとめ

ここまでお読み頂き、ありがとうございます。本記事ではマンガビジネスモデル全史 ブックレビューをお届けしました。

当ブログへのまたのお越しをお待ちしております。

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投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。