文系AI人材になる: 統計・プログラム知識は不要 ブックレビュー


 

① 近いうちに必ずやってくるAI導入。どのように対応していいか分からない?

それほど遠くない未来、全ての職場にAIが導入されることになるでしょう。具体的にいつになるかは職種によると思いますが、遅かれ早かれその時は訪れることになります。

40歳以上の方は2000年代前半のIT導入、30歳以上の方は2010年代のスマホ導入をイメージして頂けると分かり易いのではないでしょうか。

筆者はデジタル化の影響が比較的早かった業界(印刷)に所属していたので、経験上そうした技術革新は避けられないことを理解しているので、それに対する準備をしたいと思い本書を手に取りました。

 

② 本書を読むことで、自分の職場でどのようにAIが導入されるかをシュミレーション出来る。

「AIがあなたの仕事を奪う」とか「そんなことは全然ない」といった雑誌のタイトルに振り回されてしまうのは、AIの「中身」についてよく分からないからです。

AIはあなたの職場の特色に合わせたかたちで導入されてゆきます。例えば営業職では「営業の補助ツール」として、医療職では「人間が出来ない調査を行うツール」として。

本書ではAIを4つの種類(識別系・予測系・会話系・実行系)に分類し、さらにそれぞれを代行型・拡張型に分けることにより、全ての導入されるかたちを説明しているため、職場でどのように導入されるかが事前に分かるようになっています。

 

③ 文系の私でも理解出来る内容になっている内容。

本書は「どのようにしてAIが作られるか」という技術書ではなく、文系の私が職場でどのようにAIを利用することになるかをシュミレーションする内容になっています。

作品後半には、すでにAIを導入している40件以上の企業実例が掲載されています。職種は銀行・メーカー・医療・通販・役所・広告会社など様々です。

これらのケースを読むことによって、技術にそれほど精通していない文系の私たちでもAI利用をイメージすることが出来ます。

 

④ AI導入を機会にしてキャリアアップにつなげる方法。

ここまででAIのことを知り、近い将来私たちの職場にどのような形で導入されるかが分かりましたが、さらにこの知識を利用してキャリアアップに動くことも出来るのではないでしょうか。

例えば、自分の職種に合ったAI導入の企画書を作成して会社に提出する。職場内でのAIに関する第一人者になれる可能性があります。どちらにしても導入されるAIですので、この機会を活かすことも良い選択だと思います。

本書では企画書の書き方についても説明されています。

 

本の紹介

まとめ

ここまでお読み頂き、ありがとうございます。本記事では文系AI人材になる: 統計・プログラム知識は不要ブックレビューをお届けしました。当ブログへのまたのお越しをお待ちしております。

 

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投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。