投資活動まとめ



2019年、投資活動をスタートさせるとブログに書いてから3年間が経過しました。この記事では現状と活動経過について書かせて貰います。



1.活動のきっかけ

(※ この部分は個人的経緯ですので知っている方は読み飛ばして頂いても構いません)

投資活動を始めたきっかけは20年以上勤めた会社を離れたことがきっかけでしたが、理由は大きく分けて2つあります。

1つは、活動の延長としてです。

個人的に株式投資に関してはネット証券が本格的にスタートした時期である2005年~2006年に行っていたのですが、事業に専念するために一時停止していたという経緯があり、それを再開したというイメージを持っています。

また過去を溯ると、学生当時に会計士を目指して真剣に勉強していた時期があり、就職してからは業務プロセスIT化(現在でいうところのDXに近い仕事)に携わっていたこともありました。

こうした経験が点と点で繋がったというイメージを持っています。

もう1つは、前述の会社を離れた時期に関係しています。

僕の父である社長が会社を売却した際、自身の能力不足で好調だったEC事業をスピンアウトさせることが出来なかったという苦い経験からきています。

情報不足や決定スピードといった外的要因も大きかったのですが(ある程度意図的だったと思われますが)、何より自分自身の知識や経験不足が主因であることを反省しています。

同じ痛みは得るまいと思い当初はビジネスクールに通いましたが、身銭を切る投資活動のほうが遙かに身につくものが多く、目的に沿ってシフトしたという経緯があります。


2.3年間の活動内容

最初はファイナンシャルアカデミーという学校に通いました。

それなりの料金が掛かりますが、ポジショントークがない分正確な知識が得られ、遠回りが無いと考えました。オンラインで繰り返し受講可能で約1年間こちらのカリキュラムをひたすら繰り返して学習しました。

同時に口座開設を行い、経験値を積むことを目的にごく小さい金額でトレードを繰り返し行いました。この時がワクワクして一番楽しかったかもしれません笑

この頃、コロナ禍がスタートしました。2019年までは曲がりなりにも堅実な上昇相場が継続していましたがガラッと状況が変化してしまい、大きな機会もありつつも初心者にはハードルの高い状況が続いたと思います。

僕自身当初はもっとリスクを取るつもりでしたが、大きな波がある相場では失うものも大きい可能性があると考えて、知識ノウハウ不足も大きく自重する場面が増えるようになりました。

地方移住を行ったのもこの時期で、事前に想定していたよりも時間が掛かると考えたからです。

次に専門書を読もうと計画しました。多くの個人投資家が読んでいる書籍というものが存在します。でも残念なことに最初はまったく読めませんでした。というのも文中の専門用語がさっぱり分からないからです。

ありがたいことにネット上に専門用語に関するまとめサイトが複数存在していたので、毎日20程度読んで消化することにしました。税金や社会保障に関する知識も不足していたのでそちらも含めると7,000~10,000語ほどになりますが、毎日こなすことで徐々に専門書の内容を理解出来るようになりました。

この頃には実際の運用やトレードもタイミングをみて定期的に行えるようになってきています。

どの書籍にも『記録をつけること』『課題を見つけて言語化すること』の重要性が記載されていたので、記録を取って反復を実践するように習慣化しました。

この辺は工場管理におけるミスロス対策マネジメントと全く同じ内容のため、過去の経験を活かすことが出来ました。新しい分野に挑戦するケースでも過去の経験を活かせる場面は沢山あります。

他にも行ったことは様々あるのですが、こんな感じで約2年間基礎固めを行ってきたという経緯です。

現在は動画のメンバーシップやSNSを通じて、自分よりも上級スキルを持っている方々の活動を観て差分を埋めるという作業を毎日行っています。

正直この作業はとても辛いのですが(自分の下手さを正確に理解出来てしまうため)、とても為になっています。


3.おすすめ

最近になり複数の方々から投資に関して教えて欲しい、というご要望を頂けるようになりました。有り難うございます。前述通りまだまだ学んでいる最中ですので、今のところお断りさせて貰っています。

現在理解している範囲でお役に立ちそうな内容を記したいと思います。まず、投資活動には『パッシブ運用』と『アクティブ運用』という種類があります。

パッシブ運用はS&P500指数ETFといった商品を堅実に積み立ててゆく運用方法で、アクティブ運用は個別株式などを取引してパッシブ運用以上の成果を目指す手法です。

通常は本業を頑張りながら『パッシブ』で長期運用する方法で十分だと思います。

個別株式取引などでアクティブ運用する場合、まず知っておくと良いのは『資金管理』に関する知識です。なぜならどんな商品にも共通して適用可能な知識ノウハウのため、得られるコスパが非常に良いからです。

『資金管理』に関しては投資関連書籍においてほぼ冒頭に出てくるもので、沢山読んでいると耳だこになる内容です。ユーチューブなどでも検索すれば基礎的な内容は出てきます。

投資で一番やってはいけないのは資金を飛ばしてしまうことです。復活するのが大変ですし、得られるはずのノウハウ積み上げが停まってしまいます。

資金管理の知識があれば、そうしたことは基本的に起こらないようになり予防対策として機能します。


まとめ

この記事では2019年~2022年にかけて実際に行ったミニマル生活の結果についてまとめさせて貰いました。さまざまな課題もありますが、個人的には今のところ行って良かったという感想のほうが強いです。

補足として投資活動は必ず成果が出るとは限りませんが、得られるノウハウや知識は決して無駄になりません。仮にこれからのスタート・再開でも全然遅くないと思います。

特に年齢の若い人は仕事の傍らでも良いので、少しづつ学ぶことをお勧めしたいと思います。僕自身3年間集中して学んできましたが、仕事をしているときに進めておけばさらに効率良く活動出来たかもしれません。

特にファンダメンタルと呼ばれる「金利」「為替」「株価指数」「債券」「経済指標」の相関関係を学ぶことは有効です。通常の仕事にも役立たせることが出来ます。

今後も楽しんで活動を行い、その変化についてご報告出来ればと思っています。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。