地方都市へ移動する3つの理由


 

 

生活コストが安い

東京都内から転出して地方に住むことの大きなメリットは生活コストが安いことだと感じています。

特に住居費用は間取りが広くなるほど効果が出ると思われますが、それが今回の作業スペースを確保したいというニーズに合っていたのです。

現在と比較して今度の住居の間取りは4倍以上の広さで、かかる費用は30%減とむしろ下がっています。

そのような物件をどうやって探したのかというと、実は旅をしているときに現地の不動産会社で値頃感をチェックしていました。

その結果、新幹線が開通していない県庁所在地がお買い得感が高いのではないかと考えたのですが、検証した結果実際そのような感じでしたので複数の県をピックアップし、最後にネット検索で個別案件を確認したという流れです。

福井県は北陸新幹線の開通が数年後に控えていてすでに駅前の地価が上昇し始めていますが、周辺地域を含めてまだ割安だと思います。

今回の自分の場合、緑豊かな地域への移住という方向性ではなかったので、こんな感じで良かった訳です。

買い物はネットを利用すれば基本的に全国一律料金ですし、車を利用する必要も少なくなります(勿論ある方が便利ですが)

光熱費などのインフラ費用は気候によって変わりますが、こちらは民間業者を利用してコストダウンしてゆこうと考えています。

例えば楽天ひかりを利用すれば、ポイントで費用を支払うことが出来そうです。

 

新しい仕事のスタイルを試す

この数年間のテレワークで成果を感じていたため、さらに今回の挑戦を行うことにしました。

昨年からテレワークの実施が広がってきていますが、自分もほぼオンラインで仕事をする状態が続いています。

4~5年位前からオフィスを離れる試みをしていたので、世の中よりも少し早く動き出していましたが、実際にやってみるとメリットは大きいものです。

人にも寄るかと思いますが、自分の場合はインプットの質が高まり、仕事を創り出すという点での利点が大きいです。

今後ルーティンワーク業務は徐々に機械に代用されてゆくと思いますし、個人としてはこちら側の方向で良いと考えています。

但し、これまでにリスクも経験してきました。

例えば問題解決の場面では、実際に人と会って感情的な部分を処理したり、現場に入ってモノをみたりすることが必須なケースは多いように思います。

内部コミュニケーションの齟齬が起きやすいという問題もあります。

そういう意味では今回の試みはリスクを負った挑戦という意味合いもあります。

過去に痛い目にあったこともあるので、この問題については比較的深く考えてみたのですが、現状では世の中がおそらくオンラインありきの動きになるだろうという仮説を立てています。

テキストの伝達を例に取ると、紙の文書よりもメール、メールよりもチャットと変化していて、現在は紙の文書じゃなければ駄目という場面はほとんど無くなりつつありますよね。

少し極端かもしれませんが、オフィスで人に会うことは紙の文書を発行するのと同じで、時間を掛けて必要な時に行われる儀式に近いものになるかもしれません。

 

異なる文化を知る

東京都内に住み始めて20年になりました。結構長いですね(笑)。

学生の頃からカウントするとなんと30年近くになります。当時は内心東京がどんな街なのかを知りたくて仕方ありませんでした。

個人的な感想として、都内は特にこの10年間で本当に住みやすい街になりました。

工場が無くなってマンションが建ち、商店街の代わりに飲食店が建ち並ぶようになりました。

以前よりも渋滞が無くなり、交通機関が増えて移動が楽になっています。

歩いて5分の距離にコンビニがあり、完璧にマーケティングされた品揃えがされています。またネット通販は下手をすると数時間後に到着します。

文句なく快適ですし、いつでも戻れます。

でも最近、旅を通じて地方都市に興味が出てきました。凄く伸びしろを感じるからです。

僕は成長している場所に居ることは大切だと思っています。

確かに商店街のシャッターはどこも閉まっているし、大手企業によるテンプレート化された街づくりがされていて、少し心配になる部分もある。

例えば米国では商業モールが廃れていて問題になっているとも聞きます。コロナ禍においてテレワーク施設に改装されたりしているそうです。

ただ、若い人を中心に結構元気があります。

自分は平日に旅をして街歩きをすることが多いのですが、特に地方の高校生は元気です。元気過ぎて見ていて楽しい(笑)

若いサラリーマンにも有能そうな人達が沢山います。

地方都市は大きな再開発を行っている場所も多く、世の中的な予想に反して個人的には今後伸びてゆく可能性があると感じています。

僕自身以前豊島区に住んでいたのですが、当初は「23区で唯一消滅する可能性がある区」と言われていたのが、今では大きく発展しています。

消滅するほど何もないということは、古いものをスクラップする必要がなく、何かが生まれるきっかけにもなり得ます。

もう20年も住んでいる東京が好きで離れるのは少し寂しい気持ちがあるのも事実ですが、今回は違う文化を持って伸びる可能性のある街を見てみようと思います。

実際に住んでみないと分からない部分の方が大きく、実情を知っている方々からはお叱りを受けるかもしれませんが、率直な感想を述べてみました。

 

まとめ

ここまでお読み頂き、ありがとうございます。

本記事では地方都市へ移動する3つの理由をお届けしました。

当ブログへのまたのお越しをお待ちしております。

 

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投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。