鬼滅の刃とキングダム


鬼滅の刃

今、1番人気のある作品。読み始めたのは昨年末からだが、すぐに少年ジャンプ誌上で最新話を確認するようになった。

面白く読ませて貰っているが、個人的にはベンチマーキング的な要素も持っている。漫画関連の仕事をしてきたので、人気作品がなぜ人気作品たり得るのかと言う視点から観察している。人気が続くのかどうかが仕事に大きく関わっていたのが理由である。今は必要ないのだが。

個人的な感想として、本作品はかなり中毒性を持たせているように感じる。伏線の張り方・回収の仕方が緻密に構築されていながら、巧妙に先の展開が分からないようになっているので、必ず次の展開を読みたくなる。ここら辺が人気の要因になっていると分析する。

現在誌上ではクライマックスを迎えているが、その後継続して掲載されるかどうかは分かっていない(個人的には続いてゆくと考えている)

人気作品は沢山あるが、終了後に記憶に残るものは少ない。理由は内容が古くなってしまうからだと思っている。逆に言うとその作品にそれまでない新しい要素が盛り込まれている場合は記憶に残る作品になる。その後他作品にオマージュされてゆき、そのたびに記憶に蘇ることになる。

勝手な意見ながら、その意味でいうと本作品はもう一つ抜けてゆく必要があると感じていて、今後その部分にも期待している。是非、驚きを与えてほしい。

毎週楽しみに読ませて貰っており、感謝しています。

 

 

キングダム

「キングダム」の新しい要素は、描かれている時代に関する作品があまりないところにある。しかも、主人公は始皇帝配下の一将軍で歴史上でもよく知られていない人物のため、そもそも作品自体がオンリーワンの設定になっている強みがある。

それに加えて、本作品の良さは「中華統一」という明確なビジョンにある。ここがしっかりしているので、キャラクター達が動いてゆく仕組みになっている。

非常に偏った個人的な感想だが、「秦」はアウトサイダーであったため大きな改革をなしえて全国統一をすることが出来た国である。それも長期間に渡り継続していたため、戦争という形を取る以前に勝敗は決していたと思う。

話しは変わるが、本作品は魅力のあるキャラクターが多いが、僕が個人的に好きなキャラクターは李牧・王翦である。特に李牧は良く描かれていると思う。

李牧は元々辺境警備に当たっていた人物で歴史上そうした土壌から優秀な人材が現れやすい。悲しい結末を迎えることが多いのだが、非常に魅力があるキャラクターになっている。

 

まとめ

ここまでお読み頂き、ありがとうございます。本記事では鬼滅の刃とキングダムについての感想を書かせて貰いました。

当ブログへのまたのお越しをお待ちしております。

 

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投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。