人間ドッグを受診

 

10年振りの健康診断を受診

12月中旬に約10年振りに健康診断を受けました。台湾旅をしている最中、今年中に人間ドッグを受ける予定を思い出し、現地でネット予約して帰国後すぐに受診。2時間程度の検査の結果、有り難いことに健康そのものでした。

10年近く健康診断を受けなかったのは不摂生の極みでした。毎年会社では健康診断が開催されていたにもにも関わらず受診していなかった理由は3つあり、1つは仕事が忙しすぎて余裕がなかったから、2つ目は仕事が忙しすぎて不摂生のため検査結果が良くないと事前に理解していたから、3つ目は検査結果が悪いことを社内に知らせたくなかったからです。完全に悪循環ですね。

今年10月、ひとまず会社から離れた生活を送るようになってまず行ったことは、身体的にも肉体的にも健康な元の状態を取り戻すことで、この10年間ほぼ休み無しで仕事をしてきて蓄積してきたものや生活習慣を一度リセットしました。

睡眠・トレーニング量を増やす

10月に入ってからは1日10時間以上睡眠を取るようになり、どれだけ寝れるのかと思うぐらいで、本来は朝早く起きて計画通りの行動を取りたいところだったのですが、これはもう自然に任せたほうが良いんだなと思いそのまま寝ていました。

11月に入っても睡眠過多状態は続いていたのですが少しづつ疲労が抜けてゆき、次に生活習慣の改善を行い、毎日飲酒する習慣を改めトレーニング量を増やしました。

12月になってからは睡眠量も落ち着き始めていて、トレーニング量もさらに増えています。でもメンタル的にはもう少し向上出来ると思っています。起きているときは理性で無駄なことを考えないようにしているのですが、寝ているときに過去の仕事のことを考えているようで(笑)、フラッシュバックするような感覚があるのです。しかし、全体として健康状態が上向きになってきているのは間違いがありません。

 

 

ある人との約束

今回人間ドッグを受診したのは、ある人との約束も関わっていました。

会社で印刷機オペレーターをされていた方だったのですが、その彼が検査で癌ということが分かったのです。奥様も体調が悪いということで出来る限り出社して仕事をされていたのですが難しくなり退職されることになりました。年齢は僕より5歳ぐらい上だったと記憶しています。

僕は以前生産現場責任者をしていた際に面接をさせて貰い入社して頂いた方だったこともあり、退職する際にわざわざ挨拶をしにデスクまで訪れてくれました。その際、退職の挨拶を述べると共に、

「専務、専務は健康診断を受けて下さい。必ず約束して下さい」

と何度も仰られたのです。僕が了承するまで言い続けるような雰囲気でした。彼は自分が健康でない状況にも関わらず他人の心配をされていました。ご自身の経験からそのように感じたのだと思うのですが、なかなかそういう風には言えないと僕は思います。

その言葉が忘れられず、今回約束を果たしました。普段親しく会話をする間柄でもなかったのにどうしてその言葉が忘れられなかったのか?それは人間性というものを深く考えさせられたエピソードだからです。

チーム責任者や経営に近い立場にいると様々な人と関わるようになります。どちらかというとフラットな立場ではなく、場合によっては人の悪意と向き合わなければならない時もあります。

でも時には自分が良く理解しようとしていない人から、自分ですら理解していない様なことを観てくれていて言葉をも貰える時もあります。そういうときは途方に暮れてしまうし、何よりもう彼に対して何かをしてあげることが出来かったのです。

だから彼の行ってくれた言葉に対する約束は必ず守るべきだと思い実行した訳です。

 

 

まとめ

ここまでお読み頂き、ありがとうございます。当ブログへのまたのお越しをお待ちしております。

 

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投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。