現場で培ったカイゼンやサービス開発経験を2次利用することが出来ることは強みになる


 

サービス運営では、成績に関して良い時期・悪い時期があります。ずっとどちらかの状態だけが続くということはありません。一番良いのはその振れ幅(特に下降の幅)を無くすことですが、どのような工夫をすれば安定して成長してゆけるのかを私自身の経験からお話し出来ればと思います。

生産現場での経験

本ブログではEC運営記事を公開させて貰っていますが、私は生産現場に所属していた時期も長く2001年〜2008年まで実際に生産現場でものづくりに携わりながらISO9001品質マネジメント標準規格の取得及び運営活動を行い、2009年〜2014年までは生産現場責任者の立場にいました(同時にECサービス事業事業などのさまざまな仕事を掛け持ちしていました)。生産現場ではほぼ毎日オーダーが発生すると共にさまざまな問題・課題が発生するため、解決策を生み出し事前に予防を行うというマネジメント力が鍛えられて自然と身についてゆきました。

2011年からは生産現場責任者の仕事をこなしながらECサービス事業の立ち上げを行ってきましたが、2013年頃からECサービス事業の受注が軌道に乗り、会社全体のニーズを考慮して2015年からはECサービス事業だけに集中するかたちを取っていました。

生産現場で培ったマネジメント力をEC事業運営にも活かす

EC事業を安定して伸ばすことが出来たのは、前述のように生産現場でものづくりを実際に行ったりマネジメントを経験したことが大きかったと思っています。本記事では実際に行っていた手法をシェアさせて頂きたいと思います。

徹底して記録を取る仕組みづくりを行う

なぜ記録を取るのかというと、主観による物事への認識に対する歪みを出来るだけ減らすことが出来るからです。例えば良い成績と悪い成績がある場合、人は良い成績だけを記憶として残してしまう傾向にあります。このように誤って残ってしまう記憶が人やサービスの成長を妨げてしまうことが多いため、あらゆる物事に関して記録を取る仕組みづくりを徹底して行いました。記録する内容は「収入」「支出」「顧客とのやり取り」「制作物の内容」などです。

記録を取ってマネジメントを行う効用はいうまでもありません。分かり易い例でいうとライザップなどで行われているレコーディングダイエットが挙げられます。過去の記録を正確に取ることによって望んでいる未来への設計図を正確に描くことが出来ます。逆にいうと、正確な記録がないと目測を誤りやすくなるため計画実行中に何度も修正をせざる得なくなります。

「改善」を仕事のルーティンに組み込む

日本が世界に誇るものづくり技術のひとつに「カイゼン(改善)」があります。この手法の素晴らしいのは仕事のルーティンに改善行動自体を組み込んでいる部分で、携わる全ての人が主役となって工夫をすることで生きた製品を生み出すことが出来ます。カイゼンはものづくり現場だけでなく全ての職場で有効な手法で、もちろんEC事業運営でも役に立ってくれました。

改善の意欲は問題意識から生まれるので、忙しい時期が終わりその後落ち着いた時期に課題を抽出する作業を行います。チーム全員が課題を出して情報共有し、解決するまでの期限を決めて行動に移ります。その際に注意したいのは解決策を急がないことです。

1年に1つ以上、新しいサービスを立ち上げる

新しいサービスを継続的に立ち上げることで安定した成績を上げることが出来るようになります。良い例がAppleで毎年バージョンアップしたサービスを販売していてユーザーもそれを待ち望んでいます。カイゼンで得られるのは現状維持までですが、新しいサービス提供は成長をもたらしてくれます。

まとめ

ここまでお読み頂き、ありがとうございます。

本記事では、カイゼンと新しいサービス開発を仕事のルーティンに組み込むことで安定した成果を出すことが出来るという内容で記事をお届けしました。

当ブログへのまたのお越しをお待ちしております。

 

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投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。