ミニマル生活のその後について



2019年、ミニマル(ミニマリスト)生活をスタートさせるとブログに書いてから3年間が経過しました。

この記事では現状と活動経過について書かせて貰います。



1.活動のきっかけ

(※ この部分は個人的経緯ですので知っている方は読み飛ばして頂いても構いません)

ミニマル活動を始めたきっかけは20年以上勤めた会社を離れたことがきっかけでした。

真剣に考えたのですが、長期的視野に立つとこれまでとは違う道を進むほうが幸せになれそうだという直感がありました。

ただし自分なりにリスクを見積もってみたところ、その時僕は48歳だったのですが、正直相当な覚悟がなければ難しいな~とも思ったのです。

(この辺は一般的な社会通念に照らし合わせても、妥当な考え方では無いかと思っています)

そんな無理を押し通すため、必要であり問題になりそうなのが『時間』でした。

大きな方向転換を行うためには、どうしてもある程度時間を掛ける必要が出てきます。

そこで一時的に生活をダウンサイジングして、ミニマルな生活を送ることにしたのです。

同時にどうせ相当なリスクを取るのであればと思い、ある意味振り切った未来志向の活動が良いと思い『旅×投資×事業』というテーマを掲げることにしました。

しかし実際に運用するとなると、現実として生活満足度が下がってしまえば長期的には上手く行きません。

会社ではオフィスや工場の管理設計を経験していたので、環境がモチベーションに与える深い影響を理解していたからです。

幸運だったのは、2018年~2019年冬至は『ミニマリスト』という言葉が出てきたということです。

彼らの書籍や動画で掲載されているノウハウを参考にしながら、満足度を下げずにミニマルな生活を実施するという実験をスタートしたのが3年前でした。


2.現状

ミニマル生活は現在も続いていて、さらに進化し続けています。

まずコストに関しては、2021年に地方移住をしてから劇的に下がり続けています。

地方でクルマを持たない生活を行う場合、極端な話しになりますが、生活コストは月々10万円位で済ますことも実際に可能です。

仕事をするために広い部屋を用意しているので自分の場合はもっと大きな出費になっていますが、いずれにしても相当なダウンサイジングが可能です。

生活満足度を下げないためのポイントとしては、毎日使うものに関しては良いものを用意します。

家具や食器・IT機器・身に付ける服や時計などは充分なものを用意して、必要に応じて交換したりアップグレードしてゆくほうが楽しめますし、リセールする場合も良いです。

反対に、水・食事・消耗品・各種固定費用に関しては工夫して圧縮し続けます。

例えば食事に関しては、ネットにレシピが出ているので低価格で美味しいものが作れるようになっています(インフレが進む現在、有効な手段のひとつです)

動画や書籍にさまざまなノウハウが次々と上がってくるので、それらを実践することでどんどん費用が圧縮されてゆく様子が目に見えて分かるようになります。

工夫をしている時はとても楽しいものです。

そして、そうして圧縮したコストは全て自己投資に充てています。

現在の自分の活動内容では、旅をしたり、専門書を購入したり動画のメンバーシップの費用に充てたり、投資資金に充当するといった具合です。

ダウンサイジングを行うだけだと辛いことが多いのですが、自己投資を行うことで将来のキャッシュフローや純粋なスキルアップだったりに対して希望が持てるようになります。

お金が無くても基礎的な部分であればネットや図書館で知識を得られますし、上手な人にお願いしてオンラインで教えて貰うことも可能です。

自己投資に関しては個人的にとてもお薦めの方法です。単純にお金を貯めることはあまりお薦めしていません。


3.課題

ここまではミニマル生活の良い部分をピックアップして書かせて貰いましたが、課題もあると感じていますので、その部分を書かせて貰えればと思います。

ミニマル生活は万能ではなく良いことばかりでもありません。行き過ぎてしまうと必要な経験を得られないというリスクもあります。

人間は生き物ですので、その年代・その時でしか出来ない経験も沢山あります。

ダウンサイジングされた手法は洗練されていますが、選択肢の幅が狭くなることはやむを得ません。

特に年齢が若いうちは相応の消費や体験を経験することも大きな糧になると思います。質も大切ですが量も必要です。

ただ、これだけ選択肢の多い世の中ですので『選択と集中』の手段としてミニマルな生活を楽しむことは有効であると実体験を通じて感じています。


まとめ

この記事では2019年~2022年にかけて実際に行ったミニマル生活の結果についてまとめさせて貰いました。

さまざまな課題もありますが、個人的には今のところ行って良かったという感想のほうが強いです。

今後も楽しんで活動を行い、その変化についてご報告出来ればと思っています。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。






投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。