コングリマット・ディスカウント


 

先日テレビのオンデマンド配信コンテンツで「コングリマット・ディスカウント」という聞き慣れない用語を知ることが出来た。

積極的なM&Aなどを通じて事業を多角化している企業において、単体でそれぞれの事業を営む場合と比較したとき、市場からの評価が低下し、株価が下落している状況を示す。

言い換えると「儲かっている部門とそうでない部門がある企業評価は、合わせた売上高よりも下がってしまう現象」と言い換えるとこも出来るだろう。

この用語を知ったとき、自分の中で腑に落ちたことがある。

数年前、EC事業を立ち上げて伸ばしていたが同時に既存事業の状況が思わしくなく、外部から評価が貰えずに独立した会社の継続を断念した経緯があった。

社内から観ている視点では、少ない経営資源(ヒト・モノ・カネ)を回して調整していたにも関わらず結果として思うように上手く行かなかった訳だが、外部からは冷静な客観的評価があったのだろう。

ちなみにこれを回避する方法として、事業を独立させる方法や事業単位で評価する方法がある。

自分の勉強不足・表現力不足で、起きたことは全て正しいのだろう。改めて物事には道理があるものと感ずると共に、今後の糧に出来ると良いと思う。

それにしてもこの理論、現在のコロナ禍にも一部当てはまる部分もあるように感じる。

自粛生活の負担を緩和する効果も考えられる飲食店やキャンプ場などを「不採算部門」として取り扱うことで、心理的な部分も含めて見えない利益を損ねていないだろうか。

同時にそうした施策がトップへの批判を生み、負のスパイラルが生じているのかもしれない。

実際のところ非常に難しい舵取りになっている状況には違いないが、結果は僕たち全員が受け止めなければならない。

悲観的にも楽観的にも寄らず、冷静に対処してゆきたい。

 

まとめ

ここまでお読み頂き、ありがとうございます。

本記事では「コングリマット・ディスカウント」をお届けしました。

当ブログへのまたのお越しをお待ちしております。

 

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投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。