板橋区企業活性化センターで行われた「ビジネスにつなげるためのフィンテック基礎講座」を受講しました


はじめに

2020年1月30日、板橋区企業活性化センターで行われた「ビジネスにつなげるためのフィンテック基礎講座」を受講したが、良い内容だったので紹介したい。

板橋区企業活性化センターは東京都板橋区にあり、ベンチャー起業向けスタートアップオフィスを運営するほか、研修室、会議室の貸し出しを行っている。また、「いたばし起業塾」をはじめ、数多くの起業関連イベントを実施している。

今回は講師に専門家である大前和徳先生を迎えてフィンテックに関する基礎講座を開講すると聞き、参加することになった。

 

 

フィンテックと聞いて、真っ先に思い浮かぶ言葉を1つあげる

冒頭「フィンテック」と聞いてまず浮かぶ言葉はなんだろうか?との質問をされた際、僕は「ブロックチューン」と答えたが、参加者の方々の意見はまちまちで興味深かった。

フィンテック、fintechとは、FinanceとTechnologyを組み合わせた造語であり、ファイナンス・テクノロジーの略。 「ICTを駆使した革新的、あるいは破壊的な金融商品・サービスの潮流」などの意味で使用される。

上記はウィキペディアの引用であるが、抽象的な全体像という印象である。

講習ではフィンテックとその関連用語がどれぐらい検索されているかを可視化し、ワードから具体的な内容を探ってゆく。

 

1990年代・2000年代・2010年代の金融とITを時系列に振り返る。

続いて、このフィンテックに至るまでに金融がインターネットと融合することでどのように発展してきたのかを時系列に振り返ってゆく。詳細をみてゆくと、この30年間で着実にインターネットによって金融が大きく変化してきていることを実感することが出来る。

  • 1990年代、ウインドウズPCとインターネット回線普及、そして、金融自由化。
  • 2000年代、ブロードバンド回線普及、そして、リーマンショック。
  • 2010年代、スマホ・SNSの台頭、そして、クラウドファンディング・暗号通貨・スマホ決済。

 

なぜフィンテックが成長するのか?

日本ではあまり意識出来ないが、現在世界ではフィンテックが爆発的に成長している。そこには3つの理由がある。

  1. リーマンショックによる大手金融機関の規制強化
  2. 新興国が爆発的に成長しているなかで、既存の金融システムでは役割が追いつかない状況
  3. スマホ・SNS、そしてAIなどの技術による新しい潮流

 

世界のフィンテック最前線

前述したとおり、フィンテックは途上国特にアジア地域での導入が勢いよく進んでいる状況である。特にスマホによる小口現金の送金・決済機能を持つアプリが普及しているが、多国籍で働く人々が自国への送金に利用するシーンが多いようだ。

新しい個別企業・サービスも次々と起こっている。

仮想通貨の違法流出をパトロールする企業、南米大陸に特化された小口決済アプリ、保険商品を企業を介さずに個人がシェアリングする仕組みなど。

 

2020年代のフィンテックは?

次々と新しいサービスが展開されているフィンテックだが、これからの2020年代はどのように発展してゆき、私たちに関係してくるのだろうか?

その大きな流れのひとつが暗号通貨である。リブラを代表とする民間主導で開発されている暗号通貨と政府が開発している暗号通貨、どちらの影響力が大きくなるかで今後が大きく変わってゆく可能性がある。

過去30年を振り返るとITによって驚くほど変化してきた世界だが、フィンテックによって2020年代さらにその動きが加速してゆくと推測される。

 

まとめ

ここまでお読み頂き、ありがとうございます。

本記事では板橋区企業活性化センターで行われた「ビジネスにつなげるためのフィンテック基礎講座」を受講についてお届けしました。何かのお役に立てれば幸いです。

当ブログへのまたのお越しをお待ちしております。

 

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投稿者プロフィール

菊地登志雄
菊地登志雄
1971年11月生まれ。O型。埼玉県生まれ、東京都文京区在住。趣味は旅・食べること。